トランペット運指表
使い方と運指の読み方を見る
使い方は3ステップ
楽器を選んで、音を選ぶだけです。インストールも登録も要りません。
- 楽器を選ぶ:INSTRUMENT/楽器から自分の楽器を選びます。吹奏楽で使う多くはB♭トランペットです。
- 表示を選ぶ:DISPLAYで「一覧表」か「1音表示」に切り替えます。全体を見たいときは一覧表、1つの音をじっくり確認したいときは1音表示です。
- 運指を見る/音を鳴らす:バルブ図の色がついたところが押さえるバルブです。1音表示では「音を鳴らす」でその音を確認できます。
音名の下にはドレミも出ます。ドレミ表記は固定ド(C=ド)です。楽譜に書かれた音(記音)のドレミなので、B♭管で「ド」と書かれていれば、この表の「C」の行を見てください。
対応している10機種
バルブが下げる半音の数は、どの楽器でも同じです。変わるのは「鳴る高さ(実音)」と「第4バルブがあるかどうか」だけです。
| 楽器 | バルブ | 実音(記音との差) |
|---|---|---|
| B♭トランペット | 3 | 長2度低い(−2半音) |
| Cトランペット | 3 | 記音=実音(±0) |
| E♭トランペット | 3 | 短3度高い(+3半音) |
| Dトランペット | 3 | 長2度高い(+2半音) |
| ロータリートランペット(B♭) | 3 | B♭管と同じ(−2半音) |
| B♭コルネット | 3 | B♭管と同じ(−2半音) |
| B♭フリューゲルホルン | 3 | B♭管と同じ(−2半音) |
| ピッコロトランペット(B♭) | 4 | B♭管の1オクターブ上(+10半音) |
| 4バルブB♭トランペット | 4 | 長2度低い(−2半音) |
| 4バルブE♭トランペット | 4 | 短3度高い(+3半音) |
コルネットとフリューゲルホルンの運指は、B♭トランペットとまったく同じです。持ち替えても指は覚え直さなくて構いません。音色と管の巻き方が違うだけです。
記音と実音の切り替え
トランペットで最初につまずくのがここです。FINGERINGで表示を切り替えて確かめてください。
記音は楽譜に書かれている音、実音はピアノで鳴らしたときに合う音です。B♭トランペットは実音が記音より長2度(半音2つ)低くなります。楽譜の「ド(C)」を吹くと、ピアノの「シ♭(B♭)」が鳴るということです。
ピアノやギターの人と合わせるとき、チューナーの表示と楽譜が食い違って見えるのはこのためです。指を決めるのは記音、音が合っているかを確かめるのは実音と覚えると混乱しません。1音表示の再生は実音で鳴るので、そのままチューナーやピアノと突き合わせられます。
一覧表と1音表示の使い分け
| 表示 | 向いている場面 |
|---|---|
| 一覧表 | F♯3からC6まで31音を上から順に並べます。音階をさらう、楽譜に指番号を書き込む、全体を印刷したいとき |
| 1音表示 | バルブ図が大きく出て、音も鳴らせます。1つの音を確実に覚えたいとき、代替運指を見たいとき |
4バルブの楽器を選ぶと、第4バルブのぶん下に5音ひろがります。3バルブでは出せないC♯3からF3までがこの範囲です。
代替運指の使い方
31音のうち8つの音に、別の押さえ方があります。1音表示のALTERNATE/代替運指に出ます。
代替運指が出るのはA3・E4・F♯4・A4・A♯4・C♯5・F♯5・A5です。理由は2つあります。
- 3番と1-2は管の長さが同じ:どちらを使っても同じ高さが出ます。前後の音とのつながりで、指が動かしやすいほうを選んでください。速いパッセージでは3番1本のほうがラクなことが多いです。
- 1-2-3などは音程がやや低くなる:トリルや運指の都合で使います。伸ばす音では使わず、通常の運指に戻したほうが音程は安定します。
ここは「正解が2つある」場所です。吹きやすいほうを選んで構いません。ただし本番では毎回同じ指にそろえたほうがミスが減ります。
五線から選ぶ
NOTE/五線から選ぶでは、音名ではなく楽譜の位置から音を選べます。楽譜に書かれた音符を見て「これは何の音だろう」と迷ったときに、五線の同じ位置を押せば運指が出ます。ここに出るのは記音(楽譜どおりの音)です。音名がまだ読めない段階でも、譜面の高さだけを頼りに運指を引けます。
画像にして保存・印刷する
紙で持っておきたいときは、画面から画像を書き出せます。
「画像にする」を押すとIMAGE/書き出した画像に表示され、そこから「画像を保存」で端末に保存、「シェア」で共有できます。一覧表を表示した状態で書き出せば、31音ぶんの運指表が1枚の画像になります。保存した画像はそのまま印刷して、譜面台や楽器ケースに入れておけます。
楽器ごとに書き出せるので、コルネットに持ち替える人は両方作っておくと確認が早くなります。
この表の範囲と注意点
- 扱う音域は記音F♯3からC6まで:4バルブの楽器では下に5音ひろがります。
- ペダルトーンは扱いません:記音F♯3より下の音は特殊な奏法なので含めていません。
- 低いC♯4とD4は音程が高くなりやすい:どちらも1-2-3と1-3で、管が長くなるぶん上ずります。第3抜差管を伸ばして調整してください。
- 運指が合っていても音が出ないことはあります:唇の締め具合(アンブシュア)で倍音が決まるため、同じ指でも高さの違う音が出ます。運指は「どの倍音列を使うか」を決めているだけです。
よくある質問
楽譜のドとピアノのドが合わないのはなぜですか?
B♭トランペットは移調楽器だからです。楽譜の「ド」を吹くと、実際にはピアノの「シ♭」が鳴ります。半音2つぶん低くなるということで、楽器の不調でも吹き方の問題でもありません。この表のFINGERINGで実音に切り替えると、鳴っている音のほうで確認できます。
コルネットやフリューゲルホルンでも使えますか?
使えます。運指はB♭トランペットとまったく同じです。楽器の選択にどちらも用意してあるので、選べば注意書きもその楽器のものに変わります。
3番バルブと1-2番はどちらが正しいですか?
どちらも正しいです。管の長さが同じなので出る音は変わりません。前後の音とのつながりで指が動かしやすいほうを選んでください。ただし1-2番のほうがわずかに音程が高くなる楽器もあるので、伸ばす音では耳で確かめてください。
印刷やPDFにできますか?
「画像にする」から画像として書き出し、「画像を保存」で端末に保存できます。保存した画像をそのまま印刷してください。一覧表の状態で書き出すと31音ぶんが1枚に収まります。
4バルブのトランペットとは何ですか?
第4バルブがついた楽器で、ピッコロトランペットやE♭・B♭の一部の機種にあります。第4バルブは音を5半音下げるので、3バルブでは届かない低い音まで出せます。この表では4バルブの機種を選ぶと、下に5音ぶん行が増えます。
スマートフォンでも使えますか?
使えます。インストールも登録も不要で、ブラウザで開くだけです。音を鳴らす機能もそのまま使えます。