使い方とテンポの決め方を見る
使い方は3ステップ
テンポを決める、拍子を選ぶ、スタートを押す。この3つだけです。
- テンポを決める:BPMの数字を直接入力するか、−/+で1ずつ動かします。
- 拍子を選ぶ:2・3・4・5・6から選びます。「小節のあたまを強く鳴らす」をオンにすると1拍目だけ音が変わります。
- スタートを押す:拍のドットが順に光ります。止めるときはもう一度押します。
インストールも登録も不要です。音はすべてブラウザの中で合成しているので、音声ファイルの読み込み待ちがありません。
BPMとは何か
BPM は Beats Per Minute の略で、1分間に何回拍を打つかを表します。
60 BPM なら1秒に1回、120 BPM ならその倍の速さで1秒に2回鳴ります。数字が大きいほど速くなります。楽譜の左上に「♩=120」と書かれていたら、それがBPMです。
速度標語からテンポを決める
BPMを動かすと、画面に速度標語が自動で表示されます。楽譜に数字ではなくイタリア語で書かれているときは、下の表から探してください。
| 速度標語 | 読み方 | BPM | 意味 |
|---|---|---|---|
| Grave | グラーヴェ | 〜39 | きわめて遅く |
| Largo | ラルゴ | 40〜59 | 幅広くゆるやかに |
| Larghetto | ラルゲット | 60〜65 | ややゆるやかに |
| Adagio | アダージョ | 66〜75 | ゆるやかに |
| Andante | アンダンテ | 76〜107 | 歩く速さで |
| Moderato | モデラート | 108〜119 | 中くらいの速さで |
| Allegro | アレグロ | 120〜155 | 速く |
| Vivace | ヴィヴァーチェ | 156〜175 | 活発に速く |
| Presto | プレスト | 176〜199 | きわめて速く |
| Prestissimo | プレスティッシモ | 200〜 | できるかぎり速く |
本来の速度標語は「速さ」だけでなく曲想も表す言葉なので、楽譜や時代によって解釈に幅があります。上の区切りは目安として使い、最後は曲を聴いた感じで決めてください。
拍子の選び方
楽譜の左端にある分数の、上の数字が拍子です。
| 拍子 | 選ぶ数字 | よくある曲 |
|---|---|---|
| 4分の4拍子 | 4 | J-POP、ロックの大半 |
| 4分の3拍子 | 3 | ワルツ、童謡 |
| 4分の2拍子 | 2 | 行進曲、マーチ |
| 4分の5拍子 | 5 | 変拍子の曲、ジャズ |
| 8分の6拍子 | 6 | バラード、シャッフル |
「小節のあたまを強く鳴らす」をオンにすると1拍目の音が変わるので、今が何拍目かを見ずに耳で追えます。曲の途中で迷子になりにくくなります。
6拍子だけは4拍目にも少しだけ強い音が入ります。 6拍子は「3+3」の2つのかたまりで数えるのが決まりに近く、4拍目が後半のあたまにあたるためです。
5拍子は1拍目だけを強くしています。 5は割り切れないので「3+2」と「2+3」のどちらもあり、どちらで数えるかは曲が決めます。ツール側で決め打ちすると合わない曲が出るため、区切りは曲に合わせて数えてください。
音色は8種類から選べます
練習する楽器や場所に合わせて、聞き取りやすい音を選んでください。
| 音色 | 向いている場面 |
|---|---|
| クリック / 電子音1 / 電子音2 | いちばん一般的。音の輪郭がはっきりしていて拍の頭が分かりやすい |
| ウッド / スティック | ドラムやパーカッションの練習。生楽器の音に埋もれにくい |
| ガラス / トライアングル / ベル | ピアノや弦楽器など、音が伸びる楽器と合わせるとき |
止まっているときに音色ボタンを押すと、その場で1回だけ鳴って試聴できます。 楽器を持つ前に、部屋の環境で聞こえやすい音を決めておくと練習がはかどります。
練習でのテンポの上げ方
弾けないフレーズは、速さではなく正確さから作ります。
- 間違えずに弾けるテンポまで下げる:目標の半分でも構いません。ここが出発点です。
- 3回続けてミスなく弾けたら5だけ上げる:一気に20上げると、崩れた弾き方のまま速くなります。
- 崩れたら10戻す:戻すのは失敗ではなく手順のうちです。
慣れてきたら、拍の裏(8分音符の2つ目)にメトロノームを合わせる練習も効果があります。表で合わせるより難しく、リズムのずれが自分でよく分かります。上げたテンポで通せたかは録って聴き返すのが確実です。クリック音を録音に混ぜたくないときは、光だけで拍を出す録音アプリ(光メトロノーム付き)が使えます。
よくある質問
スマートフォンでも使えますか?
使えます。インストールは不要で、ブラウザで開くだけです。画面を消すと音も止まるので、練習中は画面をつけたままにしてください。
音が鳴りません
端末がマナーモードになっていないか、音量が下がっていないかを確認してください。ブラウザの仕様上、最初にスタートボタンを押すまで音は鳴らない決まりになっています。
BPMはいくつから始めればいいですか?
初めての曲なら60〜80あたりが目安です。その速さで弾けないところがあれば、さらに下げてください。「ゆっくりなら正確に弾ける」状態を作ってから上げるのが最短の道です。
拍子が分からないときはどうすればいいですか?
迷ったら4を選んでください。ポップスやロックの大半は4拍子です。曲に合わせて鳴らしてみて、1拍目の強い音が曲の区切りと合っていれば正解です。
5拍子はどう数えればいいですか?
曲によって「3+2」と「2+3」があります。テイク・ファイヴやホルストの「火星」は3+2、チャイコフスキーの交響曲第6番第2楽章は2+3です。このツールは1拍目だけを強く鳴らすので、どちらの数え方でも使えます。楽譜のフレーズの切れ目を見て、どちらのかたまりかを判断してください。
楽譜に♩=120と書いてあります
そのまま120と入力してください。♩=120 は「4分音符を1分間に120回」という意味で、BPM120と同じです。
音色を変えると練習の効果は変わりますか?
効果そのものは変わりませんが、聞こえないメトロノームは意味がありません。自分の楽器の音に埋もれない音色を選ぶことが、いちばん大事です。ドラムなら木の音、ピアノなら金属系の音が埋もれにくくなります。